Last Updated on 2021年7月10日 by pandamon1919
投稿日:2021年06月30日 更新日:2021年06月30日
「別れ」の訳は。
紅葉の真意は。
雨、まだ降り止まず。
女神のカフェテラスあらすじ
5人のアルバイトの少女・桜花、秋水、紅葉、白菊、流星と共に、隼は祖母が経営していた喫茶店を受け継ぐことに!そんな中「家族」の一人、紅葉から突然の別れの言葉。紅葉は何を想う。
女神のカフェテラスネタバレ
桜花「そうなの!!こんな雨の日に2人で出かけるって言うから気になって聞いたら・・・デートだって!!」
流星「ウソでしょ あの2人そんな関係だったの!?」
桜花「隼くんがちょっかい出すとは思えないからやっぱり紅葉ちゃんから!?」
流星「そういえば”別にアリ”って言ってたもんね隼くんのこと!!」
喫茶店
隼「・・・なるほど 冬場は外気でサーバーやカップが冷えるから温めておく・・・と 当然っちゃ当然だが気をつけないとうっかり忘れそうだ」
紅葉「・・・デートだなんて言うからなにかと思えば・・・ただの引継ぎじゃん」
隼「仕方ないだろ ウチでこんな話してたらアイツらがいて面倒だからな お前が店をやめるのは勝手だがその前に色々聞いておかないと営業に支障が出る」
紅葉「・・・あっそ」
隼「なんだよ不機嫌だな 映画行ったり買い物したりしたかったのか?どうしてもって頼むなら言ってやらないこともないが」
紅葉「アンタに頼むことなんてなにひとつないから」

隼婆「・・・なにか悩み事があるなら言ってごらん?おばあちゃんが聞いてあげるから」
紅葉(アタシ・・・)「別に・・・隼に話すようなことはもうないよ」
隼「そうか・・・じゃあ帰ろう あんまり遅くなるとなに言われるかわからんからな」
紅葉「・・・うん」
流星「で!!どこに行ったと思う!?あの2人!!」

Familia
ガチャガチャ ギイイ・・・
紅葉「なんで玄関から入んないの?」
隼「ん?さっきの店のコーヒーが不味かったからお前に一杯淹れてもらおうと思ってな ウチに帰ったらそれどころじゃなさそうだし」
紅葉「・・・いいけど・・・」
ガガガガ・・・

紅葉「たった1年だったけど楽しかった ここでの暮らしはいい思い出だよ」
隼「・・・そうか」
紅葉「でもバンドメンバーには悪いことしたな・・・急にやめるなんて言っちゃって」
隼「それはオレも残念だ お前の作る曲はよかったからな」
紅葉「・・・」
ポタッポタッ
紅葉「ねェ・・・なんで聞かないの?アタシが実家に帰る理由・・・」

隼「言いたくないなら聞かないし・・・決めたことなら止めはしない 相手が誰だろうとオレはそいつの考えを尊重する たとえ家族でもな」
紅葉「・・・アンタらしいね・・・ま・・・別に大した話じゃないよ ウチの家は200年以上続く名家で貿易商やってるんんだけどさ父親が早くに他界して跡取りはアタシだけなんだよ」
紅葉「もう相手も決まってるんだって ウケるでしょ会ったこともないのに せめて1年はやりたいことをやらせてほしいって言ってバイトやバンドを始めたけど・・・”もういいでしょ帰っていらっしゃい”って母親から電話があって・・・まぁ十分好き勝手やったしそれでもいいかな~って思ったんだ あの家に生まれた使命感みたいなのもあるし」
隼「あのさ」


秋水「出てっちゃヤダ紅葉さん!!」
桜花「そうよ!!知らない男と結婚だなんていつの時代の話よ!!」
紅葉「みんな・・・」
白菊「やっと仲よくなれたのに寂しいよ」
桜花「私まだ紅葉ちゃんのライブ観てないのにやめないで!!」
流星「隼くんだけじゃファミリアのコーヒーは不安なの!」
秋水「ヤダヤダ!!とにかくヤダー!!」
隼「どうすんだ?」
紅葉「え・・・」
隼「お前が決めたことなら・・・オレは尊重する」
紅葉「・・・アタシは・・・ここにいたい帰りたくないよ・・・みんなとずっと一緒にいたい バンドだって続けたい・・・コーヒーだってもっと上手に淹れられるようになりたい」


隼「・・・あぁ わかった」
溢れ零れる、本音と涙。
まだ一緒にいたいから・・・
女神のカフェテラス感想
紅葉の背景が少しわかりましたね。名家のお嬢様だったんですね。隼はその人の考えを尊重すると。紅葉が帰りたくない気持ちにどうするのでしょうか・・・次が楽しみですね♪