投稿日:2021年08月31日 更新日:2021年08月31日
君は008あらすじ・ネタバレ
正義の心と、
正義の力との差。
人はその差の事を、
勇気と呼ぶ。
合格発表
女子中学生「キャーキャー!」
主人公(落ちた・・・すべり止め含めて全部の高校落っこちた・・・)
みさき「なんですって~!!?これからどうする気よ!!?」
エイト「うう・・・どうするって言われても・・・どうしよう?」
なつき「あんた、別に成績悪い方じゃなかったでしょ!?なんで全部落ちんのよ!!?」
ケンタ「兄ちゃんすげー。」
みさき「ああ~あなた、天国から力を貸して~」
チーン
なつき「お母さん!!」
エイト「そのクセやめてくれ!!」
なつき「よし、じゃあもう働け弟よ!!」
エイト「!!」
ケンタ「お兄ちゃん、もう社会人?かっけ~」
エイト「まだ働きたくなぁ~い!!」
なつき「現実に立ち向かえ弟!!」

ガバッ
エイト「!! うおおおお!!」
バッ
ケンタ「わっ!」
バリバリバリ
ケンタ「兄ーちゃんスゲースピードだね!」
エイト「・・・」
ケンタ「なんんだって?お兄ちゃん。」

日付が変わり
エイト「やばい、遅くなった!」
他に選択肢のなかったオレは、すぐに入学手続きをした。
エイト「しかし、オレこんな学校受けた覚えがないんだけどなー。」
なつき「受けてない学校から入学通知来ないでしょ!!?」
みさき「天国のあなた、特待生枠で授業料免除ですって!さすがあなたの子だわ~」
エイト(う~ん、本当に受けた覚えがないのだが・・・みんな喜んでたし・・・まあ、いっか!!)「夢の高校生活かぁ~」


エイト(な、なんてかわいい娘なんだろう。実際いるんんだなぁこんな女。あ、あの制服、間違いない!同じ高校だ!!新入生かな?うおお、こっち見てるぅ~!!い、いいぞ~なんかいい高校生活になりそうだぞ~)「ん!?」

エイト(あれ~ちょっと変わった娘かも・・・)

ヤンキー「あれ?もしかしてどっかの刑務所入ってる?ちょっと美人すぎるね~」
ヤンキー「へっへっ。さらっちゃおっかな~」
エイト「やめろ!!」
ヤンキー「ああ!!?」
ヤンキー「あんだと~

ズイ
ヤンキー「う・・・」
ヤンキー「やんのかてめえ~」
ドッ

美女「その制服・・・戦闘は苦手みたいだけど、もしかしてシステム化学系志望?」
ヤンキー「いたいた。」
ヤンキー「あ~」
美女「早く起きなさい。急がないと遅刻よ。」
エイト「おいバカ!なんで今のうちに逃げないんだよ!」
ヤンキー「いいねその表情。」
パシャ
ヤンキー「よし じゃあ続きは事務所で・・・」
ピッ


ヤンキー「目が・・・目があああ~」
ヤンキー「ぐぎゃああ!!」
エイト(い、今 刃みたいな物持ってなかったか?)「はっ!」
ヤンキー「て、てめーら許さねー!どこだ!!」
エイト「に、逃げろ!!」
美女「あっ。ちょっと君、忘れ物よ・・・」
エイト「え?何?」
美女「とどめ。」
エイト「さしてどうする!!?」
美女「こういう偶発的な戦闘では、復讐の意志を完全にくじくため、一定以上のダメージを与えるのは常識でしょ?」
エイト「どんな常識だよ!?とにかく逃げるぞ!!」
美女「あ。とどめ・・・」
エイト「まったく。入学初日からえらい目にあった・・・確か、学校このへんだよね。」
美女「ここよ。」
エイト「おっ、うわー高い壁だな~」
美女「急いで入らないと。初日から遅刻したら退学よ。」
エイト「えっ!?そんなに厳しいのこの學校!!?」
美女「生徒手帳見なかったの?特に時間については極端に厳しいわ。」
エイト「ヤバイ、校門まで走れ!」

美女「大丈夫?」
エイト「ゼーハーゼーハー・・・い・・・」

美女「成る程・・・」
エイト「何が!?あっ、うちの学校の生徒だ。彼に聞こう!」
だっ
エイト「ねぇ!なっ、いない!消えた!絶対おかしいよここ!壁でも登ってんのかよ!」

美女「ほら、ここ。かすかに地面にスリ跡が。」
エイト「それがどうしたっていうんだいっ!!」
美女「生徒手帳は郵送されてきてるわね?」
エイト「うわーもうダメだ!遅刻確定だーっ!!!」
ピッ

シャッ
美女「急ぎましょ。」
エイト「・・・うん。」
ガコ
エイト「うわ、地下に!!?」
ギュイイイイン ゴォーッ

ガゴーン
あやめ「よかった、急げば間に合いそう・・・」
エイト「うっ!な、なんだこのすごい校舎は~っ!!!」
あやめ「伝統ある学校だから。急ぎましょ。」
エイト「待ってくれ!校舎に入る前にどうしても君に聞いておきたい事がある・・・いいか?」
あやめ「・・・ええ。」
エイト「もしかすっとこの質問、君にとってはややショッキングかもしれないけど・・・いいか!?」
あやめ「・・・ええ。」

あやめ「ここは「国立中野高等学校」。”エージェント”の養成学校よ。」

あやめ「くっ、新入生を試す気ね。正面入り口は守りが固かったが・・・火薬の量は減らしてあるようだけど、ヘタしたら危ないわ。」
エイト「わはははは なんなんだよこの學校は~!?」
あやめ「私たち以外にも何人か入り込んだみたい。」
エイト「なっう!!?」
ススス ピリリリ
エイト「何あれ!?何持ってんの!?」
あやめ「携帯式の探知機ね。」
エイト「いや、なんでそんなもん持ってんの!!?」
あやめ「校則に禁止とは書いてないわ。」
ギュルギュル ガキン
エイト「あっ、なんか投げた!!うわっ!」
ビュ バッ
エイト「な、なんだあいつら・・・」
登校の意志がない者は名乗りでよ。
あやめ「ああ時間が・・・このままでは本当に退学になってしまうわ。」


エイト「ぐはぁ!」
あやめ「大丈夫?」
エイト「なんだ・・・なんなんだこの学校・・・く、くそう!」
男子学生「こんなんじゃ間に合わないよ~」
エイト「でも・・・」
あやめ「でも?」

エイト「あ~っ父さん、悪いヤツらがいるよ!!」
エイト父「あっ、バカでかい声で・・・」
ヤクザ「んだ、文句あんのかおっさん!」
エイト父「ひっ・・・いや、そのあの、えっと・・・」

ヤクザ「こっ、このガキ!!」
ドカ
エイト父「エイト!!」
ドクンドクン
エイト「ううっ・・・」
エイト父「!!」
ヤクザ「へっ、こんなゴミ殺しちまってもかまわねぇ。」
ヤクザ「ひゃははは!!」
エイト父「やめろ、クズ共。」
エイト「お・・・お父さん?」
ヤクザ「てめぇ、今なんつった!?」
ヤクザ「やんのかうら!!」

老人「ひいい!」
エイト父「だ、大丈夫か?エイト!!」
エイト「う、うん。それより・・・と・・・父さん、・・・だよね?」
エイト父「!!・・・しーっ。母さんにはナイショだぞ。男と男の約束だ。」
エイト「・・・うん!!父さん強いんだね。」
エイト父「・・・少しな。」
エイト「オレ、何もできなかったなあ・・・」
エイト父「エイト、確かに今のお前は正義の心と正義の力との差がうんと大きい・・・でもな、その二つの差の事を人は・・・「勇気」って呼ぶんだ。父さんは、お前にそれを持ち続けてほしい。」

ドン
入学生「わーっ!!」
ドサアアア
入学生「ひっ!!!」
入学生「死んだかい?」
エイト「おい・・・何して・・・る?」
入学生「え?」
エイト「急げ~っ!!遅刻するぞ~っ!!」
入学生「は、はいいいい!!」
エイト「オ・・・オレの足跡をたどるん・・・だ・・・」


あやめ「はしるわよ!」
入学生「え、あっ、はい!!!」
謎の影「・・・」
ガッコン
エイト「ま、間に合った~っ。」
あやめ「致命的な性格ね・・・君。」
入学生「彼、一週間はもつまい。」

エイト「!!」
校長「我々の力はますます必要とされるが、その育成は非常に難しい。諸君はここを卒業した時、超法規的措置により秩序を守る特殊諜報員すなわち”エージェント”となる。」
エイト「えっ!!諜報員って・・・まさかスパイ!!?まさか、エージェントってスパイの事だったの!?」
メガネ男「・・・スパイとは、敵の諜報員を消す言葉。味方はエージェントと呼ぶ。」
エイト「え~それってなんかズルい事やって、ア空いての国を混乱させるあれですよね~?」
あやめ「・・・」
メガネ男「それは古い認識だな。国益のためにスパイが個々に暗躍した時代はとうに終わった。」
エイト「じゃ、じゃあ今は・・・今は、なんのために暗躍しているんです?」

メガネ男「言うなれば、正義のための戦いだ!!」
エイト(正義の・・・)
メガネ男「大変プリミティブな質問をありがとう。まさか、新入生の訓示で我らの存在意義を再認識させられるとは思わなかったよ。」
エイト(ちょ諜報員の育成学校だって。ど、どうりで何かおかしいと思った!!)
メガネ男「さて、この学校の教師はみな現役のエージェントたちで、諸君が血の有無でもがき、敵の水責めにあえぐ時、必ずや彼らの教えが救いとなる。」
メガネ男「諸君らは全員なんらかの分野のスペシャリストだ!今日、この日を迎えるまで、いくつもの試験を乗り越えて入学した事だろう。」
エイト プルプルプル
メガネ男「中には現代社会に溶け込めず、戦いの場を求めてきた者もいよう。」
エイト プルプルプル
メガネ男「おそらく、いくらかの者は晴れてこの学校を去る前に、命を落とすことになる。だが、その覚悟はすでにできているはずだ!!」

メガネ男「即刻処理されるので、気をつけるように。以上解散!!」
エイト「処理ってなんじゃ!?」

コンコン
エイト「あ、明石エイト来ました~」
校長「うむ、入りたまえ。」
エイト(よし・・・一刻も早く誤解を解いて退散しよう・・・)
アララギ校長「校長の”アララギ”だ。入学おめでとう!」

エイト「え?」
アララギ校長「結構合格してて大変だったよ。うまく誘い込まれてくれてよかったよかった。」
エイト「アハ。」
アララギ校長「アハハハハハ!」
エイト「アハハハハ・・・うおおおこの野郎、何が正義だ!!」

ブン
ガチャン
あやめ「あっ」
アララギ校長「いかん」
あやめ「!!?」

アララギ校長「「いつか君をエージェントにする」と、昔、君の父上と約束してね・・・」
エイト「ね、何!?父さんと!?どういう事だよ!!何を言っているんだ!?」
アララギ校長「そうか、父上は話していなかったのだね?」
エイト「だから何を~!?」

君は008感想
なんか行きあたりばったりで学校に到着。そしていかつい校長ですね。エイトが受かった高校はすべて裏からもみ消すってどんだけ権力持ってるんですかね・・・そしてあやめとどんな関係になっていくのか・・・次が楽しみですね♪
君は008おまけ
