投稿日:2021年08月13日 更新日:2021年08月13日
三姉妹とのお見合い1日目。
気が乗らない瓜生のお相手は・・・♡
甘神さんちの縁結びあらすじ
京大医学部を目指す上終瓜生は、甘神神社に居候することに。しかし、居候の条件は婿養子として神社の跡を継ぐこと!しかも相手は神社に住む夜重・夕奈・朝姫の巫女三姉妹のうち誰か!?家事をこなしつつ跡継ぎの件は有耶無耶にしようと考えていた瓜生だが、親睦を深めるために三姉妹とのお見合いをすることに・・・!!
甘神さんちの縁結びネタバレ
瓜生「クソっ・・・三姉妹とお見合いなんてやってられるか 大体俺たちは一緒に暮らしてるんだからお見合いもへったくれもないだろ こんなことで俺の勉強時間が浪費されてたまるかってんだ」

千鳥「それに瓜生さんは孫娘たちのことをまだあまりご存じない様子 僭越ながらお互いを知るには良い機会かと」
瓜生「と言われてもだな・・・」(まぁいい あいつらだって乗り気じゃないだろうし こうなったらテキトーにやり過ごして・・・)

千鳥「というわけで本日は三女朝姫さんとのお見合いをお願いいたします 残りのお二人とのお見合いも後日日程を調整しますので」
瓜生「このくだりを3回もやると考えると鬱だな」
朝姫「あまり文句言ってると家を追い出されますよ ここはお爺ちゃんに合わせていきましょう」

朝姫「本気でうちとお見合いしてみますか?」
瓜生「・・・ご冗談を」
千鳥「ほほほ あとは若いお二人にお任せしますかな」
瓜生「この令和にこんなこってこてのお見合いセリフが聞けるとはな さてこっからどうしたもんか・・・」
朝姫「ようやく二人っきりになれましたね?瓜生さん♡」

瓜生「おいいいい!いきなり何やってんだ!!」
朝姫「うちぃずっと瓜生さんとしたいなって思ってたんです・・・」
瓜生「い・・・一体なにを・・・!!」
スチャ
瓜生「・・・」
朝姫「じゃ!一緒にランニング行きますかっ!」
瓜生「・・・なんで?」

朝姫「そうですね・・・うちにとって走るってことは・・・呼吸と同じなんですよね」
瓜生「金メダリストのコントか」
朝姫「まぁ府大会で優勝したり既にスポーツ推薦の声もかかったり将来有望なのは間違いなしですからね」
瓜生「そんなに結果も出してるのか・・・!」
朝姫「そうなのです!巷で噂の陸上界を揺るがす美少女【薄明の走り姫】とはうちのことなのです」
瓜生「二つ名を自分で普及させるな」
瓜生「・・・しかし意外だな 三姉妹の中でお前が一番ちゃらんぽらんで遊んでそうなイメージだったらからな」
朝姫「偏見つよっ」
朝姫「まったく心外ですね うちは三姉妹の中でも一番落ち着いた大人の余裕がある美少女なのに」
瓜生「たぶん大人の余裕があるやつはいちいちそんなこと言わねぇよ」

瓜生「お おい・・・いつまで走るん・・・だ」
朝姫「あれ~?もうバテちゃったんですかぁ~ まだあと10kmぐらいありますよ★」
瓜生「フルマラソンじゃねぇか!!」
朝姫「いいんですか?このままじゃ女子中学生なんかに負けちゃいますよ?」
瓜生「くそぉっ!余計なこと言うんじゃなかった!」
さらに2時間後
瓜生「ようやく帰ってこれた・・・あいつ・・・お見合い相手をほっといていきやがって・・・もう汗だくで限界だ・・・」
そー
瓜生「よし誰も風呂入ってねぇな!」

5:10
瓜生「完全に寝落ちしてしまった・・・仮眠のつもりだったのにさすがにフルマラソンの疲れには勝てなかったか」

瓜生「うぉお!なんで隣で寝てるんだよ!」
朝姫「瓜生さんの寝顔が可愛かったのでちょっと添い寝してみました♡実は瓜生さんとお見合いの続きをしようと思いまして」
瓜生「続きって・・・今5時だぞ 何する気だ」
朝姫「具体的に言いますと早朝ランニングの前に外のお蔵にある予備のランニングシューズを一緒に探しましょう!っていうお見合いです★」
瓜生「お見合いに託けてこき使うのやめろ」
朝姫「ダメですよ瓜生さん ちゃんとお見合いしたってお爺ちゃんに報告しなきゃいけないので」
瓜生「なんて卑怯な」
・・・
瓜生「これまためんどくさそうな・・・」


瓜生「ちゃんと写真残してるのか・・・この男性は父親か?」
朝姫「そうですね そんなところです」
瓜生「ふーん」(父親・・・か 母親は亡くなったと聞いたが・・・こいつらの父親については三姉妹からも爺さんからも聞いたことがなかったな・・・話さないってことは・・・詮索は無粋なのかもな・・・)
朝姫「ありましたよランニングシューズ!」
瓜生「よーし じゃあとっとと退散・・・」

キィ・・・
バタン
瓜生「おーい開かないんだがこの扉ぁ」
朝姫「えぇと・・・うちの蔵は古くてですねぇ 勢いよく扉を閉めちゃうと勝手に鍵がかかっちゃうんです・・・」
瓜生「中から開ける方法は?」
朝姫「・・・」
瓜生「そんな漫画みてぇなこと起こってんじゃねぇよ!!人を呼ぶにもこんな時間だ 気付かれるかも怪しいな・・・」
朝姫「何をそんなに焦ってるんですか 瓜生さん」

瓜生「・・・お前怖いのか?」
朝姫「・・・」
瓜生「・・・ひょっとして狭いところ苦手なのか?」(だから俺を連れてきたのか)「なんで早く言わないんだよ 怖いならそう言ってくれれば・・・」
朝姫「ち・・・ちっとも・・・怖くないです・・・!こんなのへっちゃらです・・・うちは・・・大人なん・・・で・・・」
ガタガタガタ
瓜生「・・・早くなんとかしないとな」(考えろ・・・2階は格子で塞がれてたか 確かあの下は雨除けがあったな・・・)「やるしかねぇか」
朝姫「瓜生さん・・・!」
瓜生「大丈夫だ 心配するな」
ポン
瓜生「こ・・・怖いなら背中にでもくっついてろ」

瓜生「使えそうなのはこれぐらいか・・・悪い爺さん・・・あとでちゃんんと修理するから」
グググ

瓜生「もうちょっと待ってろ すぐ下りて鍵開けてくるからな」
ヒュ~
瓜生「・・・」
朝姫「瓜生さん?」
瓜生「もうちょっとだけ待ってて!すぐ下りて鍵開けてくるから!」
ギイ

瓜生「まぁでも」
ポン
瓜生「お前は可愛くないませガキと思っていたが案外不器用だったり怖がったりちゃんと子供らしい可愛いところもあるんだな」
朝姫「・・・そ・・・」

瓜生「ん?なんか言ったか?」
朝姫「なんでもないです~」
瓜生「早く戻ろうぜ あいつらもそのうち・・・」
夕奈「朝姫ー!!」
瓜生「おっ 噂をすれば ぶえっ!!」
夕奈「どこ行ってたんだ 心配したんだぞ!大丈夫なのか!?」
夜重「どこか怪我してない?怖いことなかった?」
朝姫「おおげさですよ二人とも・・・でもそうですね 瓜生さんのおかげで・・・忘れられない夜になりました♡」

ドキドキの一夜を過ごして急接近!?
朝日が昇るとともに朝姫は笑う♡
甘神さんちの縁結び感想
朝姫は中学生の割にませてますね。マラソン選手なんですね。そして父親の写真の時は表情が変わりました。どんな関係なのか。二人の距離は確実に縮まりましたね。次が楽しみです♪